2023-01-01から1年間の記事一覧

12月に読んだもの

▼ 本 杉原康雄(2014)『憲法読本 第4版』岩波ジュニア新書. 渡辺努(2022)『世界インフレの謎』講談社現代新書. 野家啓一(2015)『科学哲学への招待』ちくま学芸文庫. コーネリス・ドヴァール(2013=2017)『パースの哲学について本当のことを知りたい人のために…

道徳の問題をパズル化しないこと(読書メモ:『ここからはじまる倫理』)

アンソニー・ウエストン『ここからはじまる倫理』 訳=野矢茂樹・高村夏輝・法野谷俊哉, 春秋社, 2004年. 諸々の倫理学説を教示する本ではないが、実際の倫理的問題に向き合う際の姿勢について書かれている。カタイ学術書を勉強する前に、あるいは勉強してい…

本:伊藤邦武『プラグマティズム入門』

伊藤邦武『プラグマティズム入門』(ちくま新書、2016) タイトル通りの入門書だが、「哲学思想としてのプラグマティズム」を主題にしている。主に探究・認識・科学・真理・論理・数学・メタ哲学(哲学とは何か、など)といった話題が念頭にあるのだろう。 …